『進撃の巨人』とは一体何なのか

知る人ぞ知る名作から、国民的な知名度を得た『進撃の巨人』の快進撃は続いている。アニメに映画、さらに2016年には第二期アニメの放送も決まるなど、これまでの軌跡を見るだけでその凄さは誰もが驚くところ。ここではそんな進撃の巨人について、物語概要や登場人物たちについて紹介・考察をしていくサイトとなります。

進撃と競馬がまさかのコラボ

病的とまで言われた進撃の巨人とJRAのコラボ

進撃の巨人についてどう思っているかと問われると、作品の世界観はもちろんだが、圧倒されるのはその内容だ。残酷な展開とはこの作品のことを指すといつも思う、なにせ登場人物が容赦なく、次々と、慈悲すら感じない中で翻弄とともに蹂躙されていく。大量虐殺、などと言葉を使っても生ぬるく感じるくらいの内容に、誰もが言葉を飲み込みつつ展開を見守っていたのではなかろうか。自分たちの出来ること、為すべきことを探してもがいて、あがき続ける主人公たちの生き様は人間臭く、泥臭さなどが感じられます。

そんな進撃の巨人ですが、作中では移動手段として用いられているのが『馬』だ。乗馬して移動するのが当たり前の世界、立体機動装置を用いて移動をするというのはあくまで戦闘時におけるときのみで、それ以外の長距離移動時においては馬が主力となっています。馬車や船といったものも存在していますが、あくまで補助的な役割と言えます。人間一人がまともにあちこちへ移動するためには馬無くして叶えることが出来ない。そんな時代を見ていると日本やその他多くの世界が文明発展を続けている中で用いていた、そんな風景を彷彿とさせます。

今でこそ馬に乗る、乗馬というものは仕事としてではなく、趣味嗜好の範囲で営まれている。進んで乗馬を経験してみたい、という人でなければ馬に乗るという発想にも至らないと思います。そもそも乗馬が体験できるところを探すだけでも大変なんですが、そこは意外と調べてみると近所にあった、なんて思わぬ発見があるくらいだ。かくいう筆者も現在住んでいる場所からさほど離れていないところに乗馬クラブがあることを知った時は、結構驚いたものです。

他に『馬を楽しむ』ものとして発展しているのが、競馬だ。20歳になってから楽しむ公的なギャンブルとして日本で愛され続けているものだが、この競馬と進撃の巨人がまさかのコラボを果たすという、トンデモ展開を見せたのです。何事かと調べてみると、『JRA 進撃のジャパンカップ』なるものが始動したという。オンラインゲームとして配信された今ゲームは2016年時点で既に配信終了となっているため、当時の事を思い出しつつどんなゲームだったのかを見ていこう。

進撃のジャパンカップとは

進撃の巨人内でも馬を駆って移動するシーンはお馴染みですが、そんな名場面と兼ね合わせてJRAが進撃の巨人とのコラボイベントをスタートさせました。時期は2013年11月、丁度TVアニメが放送を終えてから2ヶ月ほど時間が経ったあとのことです。この頃には今作の知名度はそれまで知る人ぞ知る作品だったものから、一気に日本全国のみならず世界的に有名な作品へと昇華させられた。その人気は誰もが驚くほどのものでしたが、話題性や内容は2013年度の中でNO.1と言って良いほどです。

そんな進撃の巨人とのコラボであれば話題を博さないわけがない、なので当日からどんなゲームだったのかを知ろうと多くのファンが公式サイトへ足を運んだ。競馬とのコラボとだけあって内容は競馬に準じたレースゲームと思われますが、それに加えて原作の世界観同様に『巨人から逃げ切る』というゲーム性を含めたものになっています。馬に乗って巨人たちから逃げ切る、アニメでも危機死に勝る展開に息を呑んだ人も多いが、このゲームではそんな緊迫感も同時に味わえる。なにせもし捕まればゲームオーバーになってしまうからだ。もし捕まればどうなるかは、あえて明言しないでおこう。さすがにゲームですから、そういう描写はないにしても、酷いことになることだけははっきり言ってく。

コラボした理由については

ただいくら作中で馬の使用があるからといっても、競馬と進撃の巨人ではあまり良いイメージを思い浮かべる人がいないとも限らない。むしろ余計な事をしてくれてと、反感の意思を強く持った人がいてもいいレベルだ。結局のところはギャンブルであることに変わりがないため、そこから生まれる印象は拭えません。

そんなこと当然企業には関係のないことですが、話題を集めるという点に事関しては特化しているのだけは明白だ。また馬を使うのであれば他の作品もあったはず、その中でなぜ 進撃の巨人だったのかを紐解くとやはり当時の話題性が大きかったという。

元々JRAにしてみれば『インターネット上で話題が最大化するコンテンツを作って欲しい』との旨を制作会社に伝えており、また11月にはジャパンカップ、12月には有馬記念と日本有数の競馬レースが開幕するだけあって、『お祭り』をより盛大に盛り上げることが最大の課題でもあった。

無駄に緊迫感を煽られる内容

気合の入れようもケタ違いで、今作のゲームをする上でプレイヤーはエレンになりきります。他でもない主人公をですが、最初の分岐で『成功』・『普通』・『失敗』し、さらに次の分岐で『成功』か『失敗』をするかで、物語の展開が6通りにも分かれるのです。

物語の展開については、このようになっている。

分岐1 分岐2 シナリオ展開
成功 成功 シナリオA
失敗 シナリオB-2
普通 成功 シナリオC-1
失敗 シナリオC-2
失敗 成功 シナリオB-1
失敗 シナリオD

オンラインゲームでこれだけ物語の展開が用意されているのも驚きですが、ファンなら全てに目を通しておきたいところだ。ただ上記の表でも記したが、失敗してさらに失敗したら導かれるシナリオDについては、おおかた予想出来る結末を迎えてしまいます。

この力の入れようには公開されてからユーザーたちから大変熱く支持を受け、一時期はSNSでもトレンドとして一番話題を博しているとまで言われたほどだ。その出来は、公式が認めているだけでにコラボ作品が病むほどクオリティ高すぎると、コアユーザーにすら認められる程の出来となった。制作陣の中にもそれだけファンがいて、かつどれだけ愛しているかが分かるゲームだったので、楽しめたという人も多いはず。

とにかく熱かった2013年

進撃の巨人で熱かった2013年、この年の年末には進撃のジャパンカップも話題を博しましたが、年末の恒例イベントでも盛り上がりを見せた。NHK紅白歌合戦に主題歌を担当した『Linked Horizon』が出場し、年末まで進撃の巨人色で色を染め上げる活躍ぶりだったと思う。ただこの時、主題歌を担当したユニットのボーカルがその年、『現代のベートーベン』とまで呼ばれていた人と容姿が似ていたので二次的被害を受けるという、ちょっと悲しい勘違いが横行したことも話題だった。

別方向でも話題を振りまいていた進撃の巨人ですが、やはり2013年の中で一番だったのは待望のアニメが放送開始となったことでしょう。